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須走口本6合目〜吉田口連絡路 お中道


吉田口より富士山へ登頂された方が、下山時にルートを間違えて、吉田口ではなく、須走口へと下山されるケースが多々発生しているそうです。

富士急バスから「下山ルート道違い防止マップ」というものが新しく発行され、地図上に吉田口と須走口を行き来できるルートが掲載されるようになりました。

須走口本6合目瀬戸館より吉田口下山道獅子岩へ続く連絡路は、山梨県側が整備されておらず非常に危険です。
筆者としては、ここは通行せず、新6合目から続くコノスジ中途道の方をお勧めします。


須走口新6合目長田山荘〜吉田口6合目連絡路(別名「コノスジ中途道」

                                   Photo by 東風

お中道の入口は瀬戸館の横からになります。通行不能な事もあるので、必ず山小屋の人に一言断って、注意事項を聞いてから通行してください。

吉田口6合目の獅子岩までは、山道に慣れた人で、約1時間かかります。6合目までは約1時間30分です。

夜間や悪天候時、霧が濃い時は道に迷って山中で遭難する恐れがあるので、絶対に通行しないでください。
瀬戸館の横を抜けていくと、お中道の入口が見えます。

お中道の通行は自己責任です。無理な登山は控えてください。
お中道入口には、山小屋の人が設置した看板があります。
入口から150mほど進むと「富士山東口・胎内神社」の鳥居と石碑(残念ながら折れています)があります。

胎内神社の洞窟の入口は狭いですが、中は意外に広く10mぐらい進むと祠があります。

瀬戸館から徒歩2分ほどの距離で、参拝のために、ここを訪れる人もいます。
途中の木々には、目印に赤や黄色や緑色のテープが巻いてあります。

見落とさないように注意して通行してください。
足元の溶岩の上には矢印や○印がペイントされています。
あまり人通りが無いため、ルート上は草が生えて道が見えなくなっている個所もあります。

足元には十分気を付けて、もし目印を見失っても、周囲をよく見渡せば必ず目印が見つかります。
溶岩の上に書かれた矢印です。矢印の向きは須走口側を向いている事もあります。
倒木もあります。頭上にも気を使ってください。
道が二股に分かれていますが、迷ったときは上方の道をチェックしてください。目印が見つかります。
溶岩流の上にも矢印や○印がペイントされています。

溶岩流の上は滑りやすいので、注意して慎重に通行してください。
溶岩流を渡った先の、わずかな目印を見落とさないように。
足元の灌木の間に隠れて、溶岩やテープの目印があるので、注意して探してください。
樹林地帯を抜けて吉田口側に出ると、溶岩と灌木と砂地の道が続きます。

目印の数も少なくなり道に迷いやすくなるので、踏み痕をしっかり確認しながら通行してください。

前方に吉田口下山道が見えてきました。慣れた人でここまで約40分です。

写真に写っているのは、下山道6合目の公衆トイレです。
霧が出てくると、一瞬で視界が無くなります。

足元の目印を見逃さないように。
目印の青い土嚢袋(ビニール袋?)です。どんな痕跡も見逃さないように。

このあたりは足元が滑りやすく、非常に危険な場所で、踏み跡から外れると大変な事になります。

また、積雪や降雨の影響で目印の溶岩石が下方に流されて、本来の位置からずれていることがあります。


地図にはルートが掲載されていますが、吉田側口側は全く整備されていませんでした。
最後の砂地に来ました、このあたりが一番の難所です。

わずかな踏み跡と目印を頼りに、足を滑らさないように杖を突きながら、慎重に歩行してください。


降雨の影響で、砂地が寸断されて、谷のようになっている個所もあります。

周囲を見回して、通行できそうな箇所と目印がついた岩や潅木を探してください。

吉田口下山道の獅子岩が見えてきました。
安心して、足元の目印を見落とさないように。

踏み跡を外れると、ズルズルと足元が滑ります。
獅子岩のあたりから、下山道に合流します。
吉田口下山道に合流しました。ここまで山道に慣れた人で約1時間です。
お中道を通行しているときに上方に見えていた、シェルタートンネルの横を通過しています。
須走側から約1時間30分で、吉田口6合目の登山指導センター前に到着しました。

このルートを逆走して須走口側に抜ける事は、樹林地帯への入口が分かり難くて非常に困難です。
須走口側に移動するときは、コノスジ中途道をお勧めします。


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