所々に点在する山小屋の明かりを目指して、ヘッドランプが照らす山道を黙々と登って行きます
満月に照らされた雲海と街の夜景
日の出まであと少し、目の前の雲海がどんどんオレンジ色に染まっていきます
御来光を見るために、苦しい思いをしながらここまで登ってきました
朝日に照らされた眼下に広がる山々、日本一の高い山に登っていることを実感します
朝もやに包まれた山々、目の前に見えるのは山中湖
ふと振り返ると、そこには世界が広がっていました
山頂まで延々と続く人々の列、夜空を照らしていた満月も一足先に沈んでいきました
あと数歩で山頂へ。この数歩がどこよりも苦しい。ここまで来たら慌てず一歩ずつ前に踏み出せばいい。雲海が気持ちを後押ししてくれる。
やっとの思いでたどり着き、ここへ参拝できる事に幸せを感じます
浅間神社の扉には「國鎮」「無上嶽」と書かれています
”無上嶽（たけ）国を鎮（おさ）める”と読みます
火口には永久凍土と万年雪が残っています、奥に見えるのは剣が峰(標高3776m地点)
富士山に登るという目的を達成し、それぞれの思いを心に秘めながら日常へ戻っていきます